名前のない小瓶
向き合いたい、という誠実な想いを持って言葉をかけているのに変わりもしない彼氏さん、心中お察しします。たくさん絶望を繰り返してこられたのでしょうね。
誠実なあなたに向き合わないうえに涙を流させる男。疲れさせる男。
……その方、ほんとうに、あなたが愛するに値しますか?
過去に縋ってたりはしませんか? たとえば、前優しくしてくれたから愛したい、と思っている、とか。
私も10代の頃、(おそらくは)似たような彼氏を持ったことがあります。彼氏のおかげでストレス性の胃腸炎になりました。別れた翌月は新しい彼女を作っていやがりました。
グーで殴りました。「滅多に会えないんだから会ったときの開口一番に愚痴やめてって言っても直さないし、あんたから誘われたデートのために2ヶ月前から服やカバン新調してダイエットして肌綺麗にしたのにドタキャンして謝罪も無し・埋め合わせも無しで即新しい彼女作るってどういう心づもりだ!!」と、乙女の怒りの拳です。
あのクズ、……失礼。私の元カレと一緒にするわけではありませんが。
「この人しかいない」なんてことな絶対ありません。焦らないでください。
よく考えてみてください。本当に、その彼氏さん、あなたが人生の一部を捧げるに値しますか?
私には、正直、あなたにはもっといい相手がいるのではないかと思えます。縋る必要、無いですよ。
素敵なあなたに、どうか幸あらんことを。