自分の全力疾走は、あの人の徒歩。
できるようになりたい事があって、全力で努力してるんだけど、それはあの人にとって出来て当然のことみたい。
才能なんだろうな。
あと、あの人には人を虜にする魅力が確かにある。正直僕も好き。
だからこそ悔しい。追いつけない。
勝手にライバル扱いしてるわけだから、変に絡みに行ったり、姑息な真似をしたりすることは絶対しないけど。
なんで追いつけないんだろう。きっと一生をかけても追いつけないんだろうな。
自分が何年もかけて磨いてきた技術も、技術と言っていいのかわからないもの。
そんなことをしてる間にあの人はどんどん先を行く。
僕が一歩進んだ頃には、あの人は百歩先を進んでる。
僕が夢見てるようなことを次々と現実にしていく。
いいなぁ、いいなぁって嫉妬心を動力にまた頑張るけど、やっぱり追いつけない。
追いつこうとするのがお門違いなんだろうと気づいた。
よくよく考えれば方向性が違うのだから、こっちはこっちで頑張り続ければいいだけ。
とは頭でわかったんだけど、心が焦って仕方ない。
落ち着こう。
ペースを乱さず、今まで通り頑張るんだ。
成長は確実にしてる。応援してくれてる人も少なからずいる。
自分なりに実りにできたことだってたくさんあるじゃん。
あの人がもともと持ち合わせる魅力と才能にはどうしたって勝てないけど、努力でカバーできるなら幾らだって努力する。
落ち着きたくて、自分なら頑張れる、頑張れ自分って言い聞かせたくて書いてみた。