マスク。
春も夏も秋も冬もマスク。
いわゆるマスク依存症。
私には顔に目立つ特徴がある。
気になりだしたのは小学生低学年ぐらいから。
それから自分の顔が嫌で嫌で仕方ない。
中学生に上がる頃、マスクをつけ始めた。
鏡を見ても見えない。
マスクで隠れる。
私はコレが人の目にも自分の目にも映るのが嫌いだったからとても安心した。
マスクがないと異常な程視線を感じる。
正確に言うと完璧に見てる。
ちらっと見ると周りと目が合う。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
顔のことだから死ぬまでコレと付き合わなきゃいけない。
親もバカにするから誰にも相談できない。
みんな珍しげに私を見る。
やめて。
見ないで。
本当はマスクから卒業したい。
けど今までの経験とか視線が怖くて仕方なくて。
いつまでたっても卒業できない。
もうやだ。