めざめるめざめる!
オドロキ・うれしい小瓶です。
めっちゃ長文!
…言ったよ、言ったからね!
*
すこしまえに、いままで拾いそこねてきたものたちをいっぱい拾って、欠けてばかりな歯車にことんことんとはめて、ようやくじぶんの矢印が、うっすらとみえてきた気がする。
と、我ながら比喩が下手だけど そういう出逢いをしてきました。
変わったもの、変わらないもの。
…変えられないものの方が多いのだけれど、すくなくとも昔の私 のみてきたのとは、全然違う世界があって。
戸惑いながらも 追いかけておりました。
うれしくて いくつも小瓶も流して、
でもだんだんと、流れは緩やかになって すこし停滞ぎみに。
しばらく良くなっていた体調もいまいちで、文章もなんだか冴えない、ダラダラで。
その もやっ とした気持ちを文章にしようとした、でもまとまらずに書き散らしたままの抜け殻ばかり溜まる、
…そんなまいにちでした。
そうするうちにいつの間にか、やめたいって思ってた 頑張らなきゃいけない。頑張ることこそが一番。そういう、まぁぜんぶ間違いとも言えないけどちょっと視野狭窄な 考えに、取り憑かれていた ように思います。
*
進路について。
これも、モヤモヤの種だったんです。
ピアノの調律師に、なりたいと思っています。
ピアノはいつでも側にいた。
だいすき。
一台 一台個性がある。癖も性格も違う。
そうして、これはひとには言っていないのだけれど、
弾いているとピアノのほうから
気持ち…さみしい、とか たのしい、とか
色
匂い
いろいろとバリエーションはあるけど、そういうイメージが、やってくることがある。
やっぱりへんかなあ。
音の特徴、じゃなくて こころに直接くる感じ。
ピアノに関わるお仕事を、私はしたいのです。
いま通っている高校は、みんながあたりまえみたいに国公立大に進む環境。というか、ほかの選択肢はないかのような感覚。
懇談で、調律に興味がある、できれば専門学校で勉強をしたい。そんな意思を伝えたら、ものすごく否定されてしまった。
私も迷いばかりだよ。
相談したいなぁと思って 言ってみたのにな。
思わず いっぱい言い返してしまって。
私は結構負けず嫌いな性格なんで、調べたこととかピアノをすきな気持ちとか語るうちに それがじぶんの意思なのか反抗したいだけなのかわからなくなってしまった。
そーんなこんなで モヤモヤもやもやな、日々でした。
*
大切な友だちたちと、うんと久しぶりに会うことができました。
ようやく予定が合った、土曜日。
行こうと言っていたイベントが中止になってしまい、急遽 地元をぶらり旅。
自転車でたどり着いた、近いのによく知らない街。
こじんまりした本屋さんと 居心地のいい喫茶店に入りました。良い場所をみつけたねって、しあわせな気持ちをわけあえた。
電車に乗って遠くに行かなくても、ちょっとまわりに目を向けると。
…思えばこれが、最初のヒント。
ひとりの友だちには夢があって、彼女は昔からそのお仕事に憧れていたのだけれど、この頃は 関係のあるお仕事や学問を知るためにあちこち出かけているのだとか。
いろいろなひとに話を聞くとたくさん 気づき があった。
みたことない いい顔で、そう教えてくれました。
目から鱗、でした。
私は、じぶんのなかでぐるぐる考えてきたけれど、そうやってちゃんと触れることをしてこなかったなぁって。
おうちに帰って、母ともたくさん話をした。
私は、調律師になりたい! と主張してきたけれど、実は ピアノに関わるお仕事〜という 漠然とした部分が大きかったこと。
無意識に、進路を二択…大学か専門学校 に絞ってしまっていたこと。
ようやく気づけた!
気づいて、話して。
とりあえずこの二つを、なんとかしようって思った。
行動する。
まず、話を聞いてみる。ピアノの先生とかに。
それから、発表会で、今までは一曲弾くだけの参加だったけれど、何人かの年上の人たちみたいに、裏方の、お手伝いをさせて頂くことにした。
考えてみれば、ピアノに関わるお仕事はいっぱいいっぱいある。
舞台の音響、設備…
考えはじめるときりがなくて、宇宙を覗きこむよう。
ちゃんと、知ろうと思う。
みて 話を聞いて 肌で感じたい。
書き出してみるとちいさなことで。
でも私には、みえていなかったこと。
きめると、急に世界がひろくなったみたいな、久しぶりのわくわく、が胸にあふれた。
いっぱい迷うだろう。
でも、私にとっての ピアノがすきという気持ちのように、なにかひとつ、矢印があれば。
なんとか、もがいてゆけるんじゃないかな、なんて夢を見る。
*
最近の 気づき。大きくわけると、この気づきとあともう一つです。
ながくなったので、進路の話できょうはおしまいにしますが、
また お邪魔するかもしれません。しないかも、しれません。
ともかく、また ぐんと、脱皮できそうな予感がうれしい、お話でした。
最後までお付き合い、ありがとうございます。
48435通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
自分もあなたのように、正直に自分の気持ちを書き出せるようになりたいな…なんて思いました。
読んでいて、幸せな気持ちになりましたよ!
ななしさん
おお、何だろう。
この、ほんわかした小瓶は。
こちらまで元気をもらえるような。
拾って良かった。
ななしさん
本当に好きなんやなぁ
主さんがずっとピアノと人生を歩んで行けますように!
ななしさん
私も今、進路のことで毎日悩んでいます。
大学、専門、短大...
まずはやりたいことを見つけないとって感じなのに、ふわっとしたものしかなくて。
主さんはすごくしっかりしてるなぁと思いました。ちゃんと、じぶん、が分かってるんだなぁと、ちょっぴり羨ましいです。
ピアノから何か感じるものがあること、分かります。楽器にも表情や景色があることは、やってる人にしか分からないですよね。
自分の延長線の先にあるもの、はやく見つけたいです。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。