仮に誰かがあなたを打ちのめそうとしてきた場合のことを考えましょう。
『ひいい、やめてよぅ。いじめないでよぅ』とあわれっぽく呻いたり、卑屈な態度を取ったら、相手は『ひどいことをしてしまったね。ごめんね』なんて言うでしょうか。むしろ『面白い。もっと痛めつけてやろう』と考えてよりひどくあなたを叩くのではないでしょうか?
逆に、殴られても意に介さなかったり、『どうした? これで気が済んだか?』と言って見せたら、相手は憤慨してもっと攻撃してこようとするかもしれませんが、むしろ『こいつはヤバい』と感じて退散する可能性もあるのではないでしょうか?
聖書にも書かれている『右の頬をぶたれたら左の頬を差し出せ』という言葉は、決して無抵抗をうたった言葉では無く、こういった『どうした? その程度か?』という余裕を攻撃者に見せつけるための方便という意味もあると聞いたことはあります。
もし気が向いたらで構いませんが、気持ちだけでも大きく図々しく構えてみるのもアリかもしれません。