小瓶主さんからのお返事
後輩、お久しぶりです。
客観視に帰属意識、これまた壮大なテーマに直面しているのね。
そして第三者視点、なかなか興味深い。
いつも通りの事ながら、貴女のもつ悩みに直接的に答えられる訳ではないが、色々と考えてみたよ。
貴女の思う帰属意識とは違うかもしれないけど、私は「集団に属したもの」として見られるのが凄く嫌だった。
クラスの仲間とか、部活の一員とか。
多分、「私たち」という風に勝手に括らないで、私を勝手に巻き込まないでと反発してたんだろうね。
後輩はどうだろうか。
帰属していること、一員として括られることに対する忌避感のようなものはあるだろうか。
家族や友達という実感がない、それ故に愛情を受け取るのが苦手。
それでも、「逃げ」と表現しているのを見るあたり、愛情をちゃんと受け取りたいという気持ちも何処かにあるのだろうと見受けるよ。
でも、そういうのは少しずつで良いと思うよ。
かく言う私も、自分を客観視する事は苦手だし、未だに屁理屈をこねくり回して帰属意識をはねのけてる。
そして好意、特に男性からの好意もやんわりと拒絶してしまう。
私自身これから社会に出て大人になって学んでいく事だろうし、それよりも若い貴女が悩めるのもある意味当然だと思う。
友情も愛情も、古くからいい歳した哲学者達が頭を捻って考えてきてるんだ、今の段階で逃げたって仕方なし。
愛というのはそれくらい、人間にとって深い命題なんだよ、きっと。
人間は自分を振り返った時、良いことよりも反省点の方が強く出てしまうと思う。
けど、自分で良いと思う部分は誇って良いし、納得がいかない部分は満足するまで保留しときゃ良い。
頑張って良い高校に行って、最強な先生に褒められるくらいの良い英語を持っているのでしょ?
充分誇れるじゃないか。
考える力を持つ聡い後輩、間違いなく私の誇りだ。
追伸
極度の甘党で甘さを控えるという発想が存在しなかった私にはかなりの難問だったが、セブンの抹茶水まんじゅうは完全なるアタリだよ。
セブンの抹茶系はどれも素晴らしい。