長く悪い夢を見ていた
ということにしておこう
自分を責める事はない。
歪んだ性根の君だから
歪んだ現実が起きました
肯定しても、責める事はない。
終わりとはじまりはいつだって
同じ点。
重なっているだけ、大丈夫。
際立って劣った人間なわけではない。
ただ、自分ではない何者かになろうとした
出発点は
神様の高さから見たら
少しだけタイムロスがあったと見えただけ
勝者と敗者
悦楽と執拗
興奮と倦怠
白と黒のジェットコースター
無駄はない
誰かの肩を暖められる
正しさの反対側にあるものを
正しさを振りかざす偏りを
身をもって知っているのだから
誰かから見たら
やさしさにもみえるらしいし
その無骨さが
そのいびつさが
何も持たないその強さが
誰かにとっては希望に見えることもある
君はただ
そんな外野のエールより
自分の海に深くもぐって
自分の欲望に忠実に生きればいい
僕よりも
君は、
君の欲望に忠実であれ。
僕は僕の欲望に忠実に生きる。
食卓はいつも
笑顔の海の幸さ。