※長いです。すみません!
中学から教員を志して、最後の最後、大学4年生の教育実習で挫折した2021卒です。
普通の就活を経て今は一般企業に勤めています。
想像されている通り、忙しかったですね。
生徒と授業したりHR活動をするのは本当に楽しかったです。
教育実習の先生って最後に泣く人よくいるじゃないですか?実際泣いてしまうんですよね。
それくらい心に残る、一生の思い出です。
ただ、時間と体力の余裕がなさすぎて、生涯の職にはできないなと思いました。
というのも、時間と体力がなくなると心の余裕もなくなるので、あんなに憧れてやりたいと願っていた生徒との授業準備を「疲れたな…寝たいな…やりたくないな…」って思ってしまったのが何より一番辛かったです。
自分の見たくない人間性の底と向き合わされた経験でした。
また、私は生徒を叱って嫌われる勇気がありませんでした。
「仲良くみんなから好かれる教師」みたいな理想を捨てきれず、叱るべきところで叱れなかった。
これでは生徒のためにならないと痛感して、そこで教職を諦めました。
免許を取るための講座を受けていた人も、一年生から四年生で半分に減りましたし、実際教職に就いた子は10分の1くらいだったと思います。
そして一発ストレートで正規雇用(常勤講師)になれたはその半分。はじめ100人くらい居たはずなのに、最後は数人でしたね。
……という感じで、自分語りが多くなったのですが経験談です。
憧れのためなら自分の体力や時間を見返りなく尽くせるか。それを「やりがい」と思えるか。
教員に関しては、もう本当にこれに尽きると思います。
ハードな面ばかりお伝えしてしまいましたが、教員試験に受かった子はすごく幸せそうでした。
福祉施設や支援学校のボランティアにも積極的に赴いていた子たちだったので、人に尽くすのが好きで幸せと思えるのならこれ以上ない天職だと思います。
小瓶主さんのお父様もきっとそのような方なのでしょうね。私には無理だったので、尊敬します…。
小瓶主さんの場合は美術方面にも興味があるようなので、まずは美術と教職課程どちらも学べる大学へ進んでみてはどうでしょうか?
美術職に就きたかった人が途中で教員になった、というのも聞いたことがあります。
「将来の夢は絶対これ!」って決めていてもいざとなったらすごく迷いますから…色々な道を見据えておいて損はないです。
(私はやりがいよりプライベート・趣味重視のライフスタイルが合っていたので結果的に今の仕事で良かったと思いますが、もっと考えておくべきでした。)
長くなってすみません。
教員の夢に関しては本当に悩んだ思い出があったので、少しでも小瓶主さんの参考になってくれると嬉しいです。